"Cafe de flore"
アメリカフェ、"cafe des 2 moulins"と並んで「行きたい!!!」とかねてから思っていた老舗店。
知識人や芸術家の集まる地、サン・ジェルマン・デ・プレにある。パリ市6区。
1885年創業。
19世紀!?……
ピカソやダリ、サルトル、ボーヴォワールなど 有名な芸術家や哲学者の溜まり場だったカフェ。
シュールレアリスムやダダイズムなど、数々の有名な芸術運動が生まれた場所でもある。
歴史に名を刻みまくった人達が「今夜もいつメンで茶しばくか〜」みたいなノリで集って(…たのかは知らんけど)、そこから数々のムーブメントが生み出されてたなんて、
それってどんなカフェやねん、一体全体、何の場所!???
いろいろと理解の範疇を超えてたので
とにかくずっと行ってみたかった。
カフェ・ド・フロールの歴史について、濃く詳しく書かれている記事はこちら↓
http://www.paris-bistro.com/japon/culture/cafe_flore.html
とても興味深くて勉強になる。
是非読んでみてね!非常におもしろいです。
カフェ・ド・フロールについての本も出版されてる。書籍になるレベルの歴史がここに。。
しかも、このカフェの名前の映画作品まであるし。
ただのカフェではない。
私がカフェ・ド・フロールに到着したのは夜の6~7時頃だったかな。
とにかく、大!混!雑!だった。
席は満席でごった返す人、人、人…
店内はそんなに広くない(というか、店の面積の割に席が多くて通路が狭い)のに、たくさんのギャルソン達が歩き回っている。
ギャルソン(Garçon)とは、レストランやホテルにおいて 給仕ボーイのことを指します💁
一般的には"少年""若い男性"という意味。
(有名ブランド、コムデギャルソンも"少年のように"という意味ですね)
しかも、ギャルソン達、みんなすんごいイケメン。イケメンというか、美男子…?
皆さん颯爽とトレイを持って仕事をこなしてて。めちゃくちゃ恰好いい。。
私はこのカフェを出た後に知ったけど、ここのギャルソン達は特殊な雇用形態らしく。
・給料は、自分が受け持つテーブルでの飲食代の15%とチップのみの歩合制
・正規スタッフと"控え"のスタッフが居る
・100年もの長い間、フランス人以外のギャルソンは居なかったが現在は唯一の日本人ギャルソンが居る
↓詳しく書かれている記事はこちら!
http://tetsuyabook.com/2011/11/cafe_de_flore_garcon/
唯一の日本人ギャルソンは、山下哲也さんという方。元々は表参道のカフェ・ド・フロールで働いておられたみたい。
(てか表参道にもあったんかーい)
彼についてのインタビュー記事も沢山あるのでそちらも是非!!!
私のテーブルの担当ギャルソンは、甘い顔立ちのとてつもない美男子でした。
(担当ギャルソン、ってなんかホストみたいなシステム)
フーゴ・ベッカーにギャスパー・ウリエルを少し足したみたいなお顔立ち。
+
=!!!!??????
贅沢な顔立ちでした…
常連さんでもない、ただのミーハー観光客で、しかもアジア人だしチップをくれるかどうかさえ怪しい私達に対してでも
彼の接客は素晴らしくて、
(しかも私、下調べなしに行ったのでチップはサービス料として含まれてると思ってチップ渡してないしマジクソすぎる…
それでもあんな最高な接客してくれたのか彼は… 涙)
何より美男過ぎて、、😭←そこかよ
結構ガチめに一目惚れしてしまった、、
ふう。落ち着こ。
こちらがメニュー。
念願のショコラショーを注文!!☕
"Special flore chocolat chaud" だったかな?
有名な一品だと聞いてたから頼んでみた。
ショコラショー(Chocolat chaud)とは、
フランス語でホットチョコレートドリンクのことです
ショコラショー……
響きめっちゃ可愛くない???シャレオツだし…☕←ミーハー
右のポットに熱々のショコラショーが入ってる。
めちゃめちゃ熱いので、専用の紙でポットの取っ手を挟んで、カップに注ぐ。
味は、とっっっっても濃厚。チョコレートをそのまま溶かしたかのような濃さ。
なのに、後味がしつこくないし、もたれるようなくどさも無かった。上品な甘さ。
パリ滞在期間にほかのカフェでもショコラショーを飲む機会があったんですけど、やっぱりこちらのショコラショーはレベルが違った、、
絶・品😜😜😜😭😭😭😭
この二文字に尽きる!!
値段は7ユーロ?9ユーロ?だったかな、少しお高めだったけど
ポット1つでカップ4杯分くらいのかなりの量だったし、何より味が最&高なので本当にオススメ。天to the国に行けます。👼
絶世の美男子に絶品のショコラショーを運んでもらって……
あそこはカフェというより極楽でした……
そして
素晴らしいショコラショーにうっとりしている時、
入ってきた1組のお客さんに目が釘付けになってしまった。
2人の女性なんだけど、一人はお洒落すぎる60代くらいのマダムで、もう一人はモデルのような黒髪美女。
60代のマダムは、去年話題になった、おシャンティーなセレブ婆ちゃんを集めた映画「アドバンスド・スタイル」に出てきそうな
こんな感じのおばあさま。完全に"Paris版アドバンスド・スタイル"
そして、もう一人の黒髪美女は本当にモデルか女優か、二世セレブか、とにかく只者ではなかった。
あまりに印象に残ってるので似顔絵も描いた(^o^)雑いけど。
とくに服装を、見て頂きたい。
外の温度は7度かそれくらいで
とにかくクッソ寒いというのに、、
コートを脱ぎ捨てた彼女は、
なんとノースリーブの赤いベストにヘソ出しスタイル!!
いやいやいやいやhotすぎません????
お顔が美しいのは勿論のこと、スタイル良すぎてファッションも最高で。本当にオーラが溢れてた。
彼女たち二人組はお店に入るやいなや、
カフェのオーナー?店長?らしき人と親密そうなハグを交わす。
どうやら常連らしい。何者やねん!?!
着席してからも、ひときわ目立っている。まじで誰。
あの席には"Paris"が詰まってた。
それに、彼女たちに限らず、このカフェにいる人たちはみんな洒落てて、アッパークラスな感じだった。
その場の雰囲気のせいかもしれないが。
ちょうどその日、カフェの二階で作家のサイン会?か何かイベントが開かれていたらしく、
カフェを出る際に二階にあるお手洗いに行ったら、
またまた上品そうなおばあさまおじいさまで溢れ返ってにぎわっていた……
そして!
階段の踊り場?のところに
かつてのカフェのレプリカ(というのかな?)を発見。
偉人たちの溜まり場だった黄金時代の頃かな。
さりげなく飾ってありました👏
今回のパリ旅行で、たくさんの美術館や観光地に行ったけれど、
私が肌で"パリ""フランス"を感じた場所は
シャンゼリゼ通りでもマレ地区でもなくこのカフェだな、と思う。
なんというか、形容し難い華やかさがあって、、
飲食店というより"社交の場"といっても過言ではない。気がした。
次パリに行った時もまた訪れたいな、、!
次回はデザートも食べたい!!!
私が行ったときは若干「一見さんお断り」感が強かった(?)気がしたし、ネットでこのカフェの評判を見ても結構接客において悪評が目立ってるけど、
それでもやっぱりまたあの空間に行きたい!!という気持ちになりました 😊
記事がだいぶ長くなったけれど
このカフェの思い出がかなり濃い、恋しい、、😭😭
また美男子に会いたいな……
それまでに痩せなければ!!(口癖)
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